ヤモリ・イモリ・トカゲの違いが丸わかり!見分け方と特徴

ヤモリ

ヤモリ・イモリ・トカゲは見た目が似ているため、どれがどの生き物なのか区別がつきにくいと感じる人も多いでしょう。ヤモリ・イモリ・トカゲの違いを調べる方の中には、これらの生き物の分類や特徴を知りたい人、野外で見かけた生き物を正しく見分けたい人がいるはずです。

実際、ヤモリとトカゲは爬虫類に属し、イモリは両生類に分類されるため、生態や生息地、体のつくりなどに大きな違いがあります。例えば、ヤモリは夜行性で家の壁や窓に張り付くことができ、トカゲは日中に地上を素早く移動します。一方、イモリは水辺で暮らし、湿った皮膚を持つなどの特徴があります。

この記事では、ヤモリ・イモリ・トカゲの違いをわかりやすく解説し、それぞれの生態や見分けるポイント、さらには飼育方法についても紹介します。名前が似ているヤモリとイモリの違い、まぶたの有無や卵の種類など、意外と知られていないポイントも詳しく説明するので、最後まで読んで理解を深めてください。

この記事のポイント
  • ヤモリ・イモリ・トカゲの分類や生物学的な違いを理解できる
  • 見た目や生態の違いを知り、正しく見分ける方法がわかる
  • それぞれの生息地や生活環境の違いを学べる
  • ヤモリの縁起の良さや飼育方法について理解できる

ヤモリ・イモリ・トカゲの違いと見分けるポイントを解説

  • ヤモリ・イモリ・トカゲの共通点とは?
  • 爬虫類と両生類の違い
  • ヤモリ・イモリ・トカゲの分類
  • 目や皮膚、卵の違い
  • 見分けるポイント(生息地・エラの有無・まばたきの有無など)
  • 日本に生息する代表的なヤモリ・イモリ・トカゲの種類

ヤモリ・イモリ・トカゲの共通点とは?

ヤモリ・イモリ・トカゲは、細長い体に、短い足と長い尾っぽを持つという見た目が似ているため混同されがちですが、実際には異なる生物群に分類されます。しかし、いくつかの共通する特徴もあります。

まず、これらの生き物はすべて変温動物です。変温動物とは、周囲の温度に応じて体温が変化する生き物のことを指します。寒い環境では動きが鈍くなり、温かい環境では活発に動く性質があります。そのため、日光浴をして体温を上げる行動が見られることもあります。

卵生または卵胎生である
多くの種類が卵を産み、そこから幼体が孵化します。一部の種類では、卵を体内で孵化させてから子どもを産む「卵胎生」のものも存在します。ヤモリとトカゲの卵は固い殻に覆われており、イモリは膜で覆ったプルプルした膜に覆われています。

肺呼吸
陸上で生活するヤモリやトカゲはもちろん、イモリは幼生期にはエラ呼吸をし、成体になると肺呼吸と皮膚呼吸をします

肉食傾向が強い
小型の昆虫やクモなどを捕食することも特徴です。イモリは両生類ですが、基本的には水生昆虫や小型の甲殻類を食べます。ヤモリとトカゲは陸上で生息し、動く獲物を素早く捕まえる能力に優れています。

これらの共通点があるため、初心者にとっては見分けがつきにくいこともあります。しかし、次のセクションで解説する「爬虫類と両生類の違い」を理解することで、それぞれの特徴をより明確に把握できるでしょう。

爬虫類と両生類の違い

見た目が似ているため混同されがちですが、ヤモリ・トカゲは爬虫類イモリは両生類に分類され、これらの生物群には明確な違いがあります。

  • 生息環境
  • 皮膚の特徴
  • 呼吸方法
  • 繁殖方法

爬虫類のヤモリ・トカゲ
・乾燥に強く、主に陸地で生活する
・皮膚は硬いウロコで覆われており、水分を保持しやすい構造
・肺呼吸のみ
・殻のある卵を産む「陸上産卵」を行い、卵は乾燥した環境でも発育できる

両生類のイモリ
・水辺での生活を基本とし、湿った環境を好む
・皮膚は粘膜に覆われ、乾燥すると生存が難しくなる
・幼生期にはエラ呼吸をし、成長とともに肺呼吸へと切り替わる
・成体になっても皮膚呼吸を補助的に行うため皮膚を常に湿らせておく必要がある
・水中にゼリー状の卵を産む「水中産卵」を行い、卵には硬い殻がなく水中で発育するため、乾燥すると孵化できない

このように、爬虫類と両生類には明確な違いがあるため、生息地や体の特徴を観察することで見分けることができます。

ヤモリ・イモリ・トカゲの分類

ヤモリ・イモリ・トカゲは、それぞれ異なる分類に属する生き物です。生物学的には以下のように分類されます。

  • ヤモリ:爬虫綱・有鱗目・ヤモリ科
  • イモリ:両生綱・有尾目・イモリ科
  • トカゲ:爬虫綱・有鱗目・トカゲ科

ヤモリとトカゲは、どちらも「爬虫綱 有鱗目」に属しており、比較的近い仲間です。しかし、ヤモリはヤモリ科に属し、トカゲとは異なる特徴を持ちます。特に、ヤモリはまぶたを持たず、目を舐める習性があることや、壁を登るための趾下薄板(しかはくばん)を持つことがトカゲとの大きな違いです。

一方、イモリは「両生綱 有尾目」に分類され、ヤモリやトカゲとはまったく異なる生き物です。水辺での生活が基本であり、皮膚が湿っていることが大きな特徴です。また、イモリはエラ呼吸から肺呼吸へと成長とともに変化するため、爬虫類とは異なる生態を持ちます。

この分類を知っておくことで、それぞれの特徴を正しく理解しやすくなります。特に、ヤモリとイモリは名前が似ているため混同されがちですが、分類が異なるまったく別の生き物であることを認識しておくとよいでしょう。

目や皮膚、卵の違い

ヤモリ・イモリ・トカゲはそれぞれ異なる生態を持ち、目や皮膚、卵の特徴にも大きな違いがあります。これらの違いを理解することで、種類の判別がしやすくなるでしょう。

目の違い
ヤモリにはまぶたがなく、目を閉じることができません。そのため、汚れがついた際には舌で眼球をなめて掃除する行動が見られます。一方、イモリとトカゲにはまぶたがあり、まばたきをすることができます。この点は、ヤモリとトカゲを見分ける際の重要なポイントになります。

皮膚の違い
ヤモリとトカゲの皮膚はウロコに覆われており、乾燥した環境でも生息できるようになっています。特にトカゲのウロコは光沢があり、触ると硬い感触があります。一方、イモリはウロコを持たず、湿った皮膚をしています。これは両生類特有の特徴であり、皮膚呼吸を行うために常に湿度を必要とします。そのため、乾燥した環境では生きられません。

卵の違い
ヤモリとトカゲは爬虫類なので、硬い殻のある卵を産みます。これにより、乾燥した環境でも卵が守られ、孵化するまでの期間を耐えることができます。一方、イモリの卵はゼリー状で、殻がありません。水中で産卵され、孵化するまで水分を必要とするため、陸地では育ちません。

これらの違いを知ることで、ヤモリ・イモリ・トカゲを見分けるヒントになります。特に、目の構造や皮膚の質感は、一目で識別しやすい特徴と言えるでしょう。

見分けるポイント

ヤモリ・イモリ・トカゲを見分けるためには、いくつかの特徴を観察することが重要です。特に、簡単に判別できるのは以下の3点です。

  • 生息地
  • エラの有無
  • まばたきの有無

生息地の違い
イモリは水辺を中心に生息し、川や池、田んぼなどの湿った場所で見られます。ヤモリは夜行性であり、人家の壁や窓に張り付いて害虫を捕食することが多いです。一方、トカゲは日中に行動し、草むらや石垣の上などで日光浴をする姿が見られます。

エラの有無
イモリは幼生時にエラを持っており、成長とともに肺呼吸へ移行しますが、皮膚呼吸を補助的に行うため湿った環境を必要とします。一方、ヤモリとトカゲは完全に肺呼吸であり、エラを持っていません。

まばたきの有無
ヤモリにはまぶたがないため、まばたきをすることができません。一方、イモリとトカゲにはまぶたがあり、まばたきをします。ヤモリが目を舐める行動をするのも、この違いによるものです。

このように、生息環境や生理的な特徴を観察すれば、それぞれの生き物を簡単に見分けることができます。

日本に生息する代表的なヤモリ・イモリ・トカゲの種類

日本には多くのヤモリ・イモリ・トカゲが生息していますが、その中でも代表的な種類を紹介します。

まず、ヤモリの代表種として「ニホンヤモリ」が挙げられます。日本のほとんどの地域で見られ、特に人家の周辺に生息しています。夜行性であり、家の壁や窓に張り付いて虫を捕食します。また、沖縄地方には「ホオグロヤモリ」などの種類も生息しています。

次に、イモリの代表種は「アカハライモリ」です。その名の通り、お腹が赤くなっているのが特徴で、田んぼや川の周辺に多く生息しています。フグと同じテトロドトキシンという毒を持っており、捕食されにくい特徴があります。

最後に、トカゲの代表種としては「ニホントカゲ」と「ニホンカナヘビ」が挙げられます。ニホントカゲは光沢のある体が特徴で、特に幼体は青く輝く尻尾を持っています。一方、ニホンカナヘビは全体的に茶色い体色で、細長いシルエットを持ちます。どちらも昼行性で、日光浴をしながら活動する姿が見られます。

これらの種類を知ることで、日本で見かける爬虫類・両生類の特徴をより深く理解できるでしょう。

ヤモリの特徴と飼い方|初心者向けの飼育方法を紹介

  • ヤモリはなぜ縁起が良いといわれるのか?
  • ヤモリの生態と習性(食性・夜行性・自切など)
  • ヤモリの鳴き声や臭いについて
  • ヤモリの飼育に必要なもの(ケージ・温度計・餌など)
  • ヤモリを飼う際の注意点(脱走対策・温度管理・清潔さ)
  • ヤモリの寿命と病気(脱皮不全・くる病・脱水)

ヤモリはなぜ縁起が良いといわれるのか?

ヤモリは日本では古くから縁起の良い生き物とされています。その理由はいくつかあります。

まず、ヤモリは「家守(やもり)」という漢字が示すように、家を守る存在として信じられています。昔から、人家に住み着くヤモリは害虫を食べるため、家を清潔に保つ役割を果たしていました。そのため、「ヤモリが住み着く家は繁栄する」と言われるようになりました。

また、白いヤモリは特に縁起が良いとされ、「龍神の使い」とも言われることがあります。白いヤモリを見かけたら幸運が訪れるとされ、金運や健康運が上がると信じられています。

さらに、ヤモリにまつわる幸運のエピソードも多数あります。例えば、ヤモリを見た後に仕事で成功した、妊娠が判明した、臨時収入があったなどの話が伝えられています。これらの体験談が広まり、ヤモリが幸運の象徴として扱われるようになりました。

このように、ヤモリは害虫を駆除する実利的な面と、スピリチュアルな側面の両方から縁起の良い生き物とされているのです。

こちらでも、ヤモリが縁起が良いと言われる理由など書いています。参考にどうぞ。「ヤモリが家に出たときの正しい対処法!幸運の関係性も解説

ヤモリの生態と習性(食性・夜行性・自切など)

ヤモリの生態と習性を見ていきますが、大きな特徴は3つです。

  • 夜行性
  • 自切する
  • 特殊な足

夜行性
特に家の周りに生息するニホンヤモリは、害虫であるゴキブリや蛾、クモなどを捕食し、環境を清潔に保つ役割も果たしています。夜になると活発に動き出し、街灯や窓辺に集まる虫を狙って狩りを行います。

自切(じせつ)する
自切とは、敵に襲われた際に自ら尻尾を切り落として逃げる行動のことを指します。切れた尻尾はしばらくの間ピクピクと動き続け、捕食者の注意を引くことでヤモリ自身は逃げることができます。自切した尻尾は時間をかけて再生しますが、元の形とは異なり、やや太くなったり不格好になったりすることがあります。

特殊な足
壁や天井に張り付くことができる特殊な足を持っています。これは「趾下薄板(しかはくばん)」と呼ばれる細かい毛が密集した器官のおかげで、毛の先端が壁の微細な凹凸に密着することで強力な吸着力を発揮します。この機能により、ヤモリは垂直の壁や天井を自在に移動できるのです。

他にも、ヤモリの繁殖は春から夏にかけて行われ、メスは一度に1~2個の卵を産みます。卵は殻が固く、湿った環境で孵化します。孵化した幼体は小さいながらも成体とほぼ同じ姿をしており、すぐに自力で餌を探し始めます。

このように、ヤモリは夜行性の生活スタイルを持ち、害虫を捕食しながら静かに生息しています。さらに、捕食者から身を守るために自切というユニークな習性を持ち、巧みに生き抜いているのです。

ヤモリの鳴き声や臭いについて

ヤモリは基本的に静かな生き物ですが、一部の種類は鳴き声を発します。特に「トッケイヤモリ」と呼ばれる種類は、「トッケイ!トッケイ!」という特徴的な鳴き声を出すことで知られています。このため、東南アジアでは「トッケイヤモリ」の名前がついています。

一方、日本に生息するニホンヤモリは基本的に鳴かない個体が多いですが、繁殖期や縄張り争いの際に「キューキュー」や「ケケケケケ」といった鳴き声を出すことがあります。ただし、鳴き声の大きさはそれほど目立つものではなく、近くにいないと気づかない程度です。

また、ヤモリは基本的に体臭がほとんどなく、ペットとして飼育する際にも臭いの心配がありません。しかし、ヤモリの排泄物にはやや特有の臭いがあるため、こまめな掃除が必要です。ケージ内の清潔さを保つことで、不快な臭いを防ぐことができます。

鳴き声については種類や状況によって異なりますが、日本のヤモリは比較的静かで、臭いの少ない生き物だといえるでしょう。

ヤモリの飼育に必要なもの

ヤモリを飼育する際には、適切な環境を整えることが重要です。特に大切なものを挙げました。

  • ケージ選び
  • 温度管理
  • 床材
  • 隠れる場所

飼育ケージ
脱走を防ぐために蓋がしっかり閉まるものを選びましょう。一般的なプラスチックケースや爬虫類専用のガラスケージが適しています。樹上性のヤモリを飼う場合は、高さのあるケージを選ぶとよいでしょう。

温度管理
温度計とヒーターを用意します。ヤモリは変温動物のため、温度管理が非常に重要です。適温は18~28℃で、冬場はヒーターを使用して低温になりすぎないよう注意が必要です。特に熱帯性のヤモリを飼う場合は、専用の保温設備を整えましょう。


主に昆虫を与えます。コオロギやレッドローチ、ミルワーム、デュビアなどが一般的です。また、カルシウムパウダーをまぶして栄養バランスを整えることが推奨されます。人工餌も販売されていますが、個体によっては食べないことがあるため、様子を見ながら調整しましょう。

床材
キッチンペーパーやヤシガラ、爬虫類用ソイルなどを床材として使用します。湿度を保ちやすく、掃除がしやすいものを選ぶのがポイントです。床材がないと排泄物の処理が難しくなるため、必ず用意しておきましょう。

隠れる場所
安心して休める環境が必要なので、シェルターや止まり木を設置します。ヤモリは夜行性のため、昼間に隠れる場所が必要です。適切なレイアウトを工夫して、ヤモリがストレスなく生活できる環境を整えましょう。

ヤモリを飼う際の注意点

ヤモリを飼育する際には、いくつかの注意点があります。特に、脱走対策、温度管理、清潔な環境を維持することが重要です。

脱走対策
ヤモリは非常に小さな隙間からでも抜け出すことができるため、ケージの蓋はしっかり閉めておく必要があります。特にガラスケージの場合、スライドドアの隙間を狙って逃げることがあるため、鍵付きのケージを選ぶと安心です。

温度管理を徹底
ヤモリは変温動物であり、適切な温度が維持できないと体調を崩しやすくなります。特に冬場は室温が下がりすぎると食欲不振や冬眠状態に入ることがあるため、ヒーターを使って温度を維持することが重要です。

清潔な環境を保つ
フンや食べ残しを放置すると悪臭が発生し、細菌が繁殖して病気の原因になります。毎日フンを取り除き、定期的にケージ全体の掃除を行いましょう。

これらのポイントを守ることで、ヤモリが健康に長生きできる環境を整えることができます。

ヤモリの寿命と病気

寿命

ヤモリの平均寿命は種類によって異なりますが、一般的には10年前後といわれています。中には5年ほどで寿命を迎える個体もいれば、15年以上生きるケースもあります。適切な環境を整え、栄養管理をしっかりと行えば、ヤモリは比較的長生きする生き物です。しかし、飼育環境が悪かったり、病気にかかると寿命が短くなる可能性があるため、日々の健康管理が重要になります。

病気

ヤモリがかかりやすい病気のひとつに脱皮不全があります。ヤモリは定期的に脱皮を行いますが、湿度が低い環境や栄養不足によってうまく皮を剥ぐことができないことがあります。脱皮不全が起こると、古い皮が残り、血流が滞ることで指や尾の先が壊死してしまうこともあります。これを防ぐためには、適度な湿度を保つことが重要です。脱皮がうまく進まない場合は、ぬるま湯で皮をふやかし、綿棒やピンセットで優しく取り除くことも効果的です。

次に、くる病について説明します。くる病はカルシウム不足が原因で骨が変形してしまう病気です。ヤモリの骨が柔らかくなり、手足が曲がったり、口が変形して餌を食べにくくなることがあります。くる病の予防には、カルシウムを含む餌を与え、必要に応じてカルシウムパウダーをまぶして摂取させることが重要です。また、紫外線ライトを使用することでカルシウムの吸収を促進できます。

もうひとつ注意すべき病気が脱水です。ヤモリは乾燥に強い生き物ですが、水分不足になると食欲が低下し、衰弱してしまいます。特に冬場やエアコンを多用する時期は空気が乾燥しやすく、脱水になりやすいため、定期的に霧吹きをして水分を補給するようにしましょう。水入れを設置しても飲まない場合は、ケージの壁面や葉の上に水滴をつけると、そこから水を舐めてくれることがあります。

このように、ヤモリの健康を保つためには、湿度・栄養・水分管理を徹底することが大切です。適切な環境を整えてあげることで、病気を防ぎ、長く一緒に過ごせるでしょう。

まとめ:ヤモリ・イモリ・トカゲの違いをわかりやすく解説

ヤモリ・イモリ・トカゲは見た目が似ているため、混同されがちですが、それぞれ異なる特徴を持つ生き物です。生息環境や皮膚の質、繁殖方法などに違いがあり、正しく理解することで見分けやすくなります。以下に、それぞれの違いを簡潔にまとめました。これを参考にすれば、違いを明確に把握できるでしょう。

  • ヤモリとトカゲは爬虫類、イモリは両生類である
  • ヤモリは夜行性、トカゲは昼行性、イモリは湿った環境で活動する
  • ヤモリは壁や天井に張り付くことができるが、イモリとトカゲにはその能力がない
  • イモリは皮膚が湿っており、ヤモリとトカゲは乾燥したウロコを持つ
  • イモリは皮膚呼吸を行うため、水辺に生息する
  • ヤモリとトカゲは完全な肺呼吸をする
  • ヤモリはまぶたがなく、目を舐めて掃除するが、イモリとトカゲはまばたきをする
  • イモリは水中にゼリー状の卵を産み、ヤモリとトカゲは殻のある卵を産む
  • ヤモリとトカゲは自切(尻尾を切る)し、再生するが、イモリは自切しない
  • ヤモリは家の周りに生息し、害虫を捕食するため縁起が良いとされる
  • ヤモリの足裏には趾下薄板があり、壁やガラス面に張り付くことができる
  • イモリはフグと同じ毒(テトロドトキシン)を持ち、天敵から身を守る
  • トカゲは日向で日光浴をして体温を上げる習性がある
  • 日本でよく見られるヤモリは「ニホンヤモリ」、イモリは「アカハライモリ」、トカゲは「ニホントカゲ」
  • ヤモリは鳴く種類もおり、特にトッケイヤモリは特徴的な鳴き声を持つ

ヤモリ・イモリ・トカゲはそれぞれ独自の生態を持ち、見分けるポイントが多数あります。特に「生息地」「皮膚の質」「まばたきの有無」をチェックすると、簡単に識別できます。これらの違いを理解し、正しく分類することで、より身近な自然の魅力を楽しむことができるでしょう。

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